愛猫の口臭が気になる、歯茎が赤い…それは歯周病のサインかもしれません。実は猫の歯周病は3歳以上の猫の約7割が発症すると言われています。この記事では猫の歯周病の原因と、歯磨きが苦手な猫でもできる5つの予防ケアを解説します。
猫の歯周病とは
猫の歯周病は歯と歯茎の間に細菌が繁殖して炎症を起こす病気です。初期は歯茎の赤みや腫れから始まり、進行すると歯が抜けたり顎の骨が溶けることもあります。痛みから食欲が落ちたり、口を触られるのを嫌がるようになります。
猫の歯周病のサインを見逃さないで
猫の歯周病の初期サインはこちらです。
①口臭がきつくなった
②歯茎が赤い・腫れている
③食事のときに口を気にしている
④硬いものを食べたがらない
⑤よだれが増えた。
これらのサインが出たら早めに獣医さんに相談しましょう。
猫の歯周病の原因
猫の歯周病の主な原因は歯垢と歯石の蓄積です。食事のカスが歯に残り細菌が繁殖して歯垢になります。歯垢が石灰化すると歯石になり、歯磨きでは取れなくなります。歯石の周りに細菌が繁殖して歯茎に炎症を起こすのが歯周病です。
歯周病になりやすい猫の特徴
歯周病になりやすい猫の特徴は
①ウェットフードだけを食べている
②歯磨きをしたことがない
③小型・短頭種(歯が密集しやすい)
④シニア猫(免疫力が低下)です。
当てはまる場合は特に予防ケアを意識しましょう。
予防ケア①毎日の歯磨き
猫の歯周病予防に一番効果的なのが毎日の歯磨きです。猫用の歯ブラシと歯磨きペーストを使って磨いてあげましょう。最初は嫌がることが多いですが、子猫のころから慣れさせると習慣にしやすいです。
歯磨きを嫌がる猫への慣れさせ方
歯磨きを嫌がる猫には段階的に慣れさせましょう。
①まず口周りを触ることに慣れさせる
②歯磨きペーストを舐めさせる
③指で歯を触る
④指サックブラシを使う
⑤歯ブラシに移行する。
1ステップずつ猫のペースで進めることが大切です。おやつで褒めながら進めると効果的です。
予防ケア②デンタルガムとおもちゃ
歯磨きが難しい場合はデンタルガムやデンタルおもちゃが効果的です。噛む動作で歯垢を物理的に除去してくれます。完全な歯磨きの代わりにはなりませんが、補助的なケアとして取り入れると効果があります。
おすすめのデンタルケアグッズ
猫のデンタルケアグッズには種類があります。
①デンタルガム(噛むことで歯垢除去)
②デンタルおもちゃ(遊びながらケア)
③デンタルジェル(歯に塗るだけでOK)
④デンタルシート(指に巻いて拭き取るタイプ)。
歯磨きが苦手な猫にはデンタルジェルやシートから始めるのがおすすめです。
予防ケア③デンタルフードと水
デンタルケア用のキャットフードは歯垢や歯石がつきにくい成分が配合されています。またドライフードはウェットフードより歯に食べカスが残りにくく、噛む動作で歯垢を落とす効果もあります。毎日の食事をデンタルフードに変えるだけで予防ケアになります。
水飲みも歯周病予防に効果的
水をよく飲む猫は口の中が洗い流されるため歯周病になりにくいと言われています。自動給水器を使って新鮮な水をいつでも飲めるようにしてあげましょう。また歯周病予防成分が入ったデンタルウォーターも販売されています。水に混ぜるだけで手軽にケアできます。
予防ケア④定期的な歯科検診
家でのケアだけでは取り切れない歯石は動物病院でのスケーリング(歯石除去)が必要です。年に1回程度の歯科検診を受けることで歯周病の早期発見・早期治療ができます。麻酔が必要なため費用はかかりますが、歯を失うリスクを大幅に減らせます。
動物病院での歯石除去の費用と流れ
動物病院でのスケーリングの費用は病院によって異なりますが、麻酔込みで2〜5万円程度が目安です。全身麻酔をかけて超音波スケーラーで歯石を除去します。術前検査が必要なこともあります。費用が心配な方はペット保険に加入しておくと安心です。
予防ケア⑤口腔ケアサプリ
口腔ケア専用のサプリメントも歯周病予防に効果的です。乳酸菌や酵素が含まれたサプリは口内の悪玉菌を減らして歯周病を予防します。フードに混ぜるだけで手軽に取り入れられるため、歯磨きが苦手な猫の飼い主さんに特におすすめです。
コスパのいい口腔ケアの組み合わせ
毎日のケアが難しい方におすすめの組み合わせです。
①デンタルフード(毎日の食事で予防)
②デンタルウォーター(水に混ぜるだけ)
③月1回の歯磨き。
この3つを組み合わせるだけで手軽に歯周病予防ができます。完璧を目指すより続けられるケアが大切です。
猫の健康管理についてもっと知りたい方はこちら→【猫に絶対与えてはいけない食べ物5選】
まとめ
猫の歯周病は3歳以上の約7割が発症する身近な病気ですが、日々のケアで予防できます。毎日の歯磨き、デンタルグッズ、デンタルフード、定期検診、サプリの5つを組み合わせて愛猫の歯を守りましょう。完璧なケアより続けられるケアが大切です。口臭や歯茎の赤みが気になったら早めに獣医さんに相談してください。

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